「何もしない」究極のリラックス法 オランダ発の「ニクセン」の効果とやり方
日々忙しくてタスクに追われている、考え過ぎて何を優先したらいいのかわからない、というお疲れの方は「何もしない」という究極のリラックス方法がおすすめ。オランダ発のこの考え方は欧米を中心に話題になっています。
ニクセンとは
仕事や家事に追われる日々。
お休みがあったとしてもついスマホを見て何かを感じてしまったり、「休みなんだから何かしなきゃ」と思ってしまったり…。
これが積もり積もって疲れがたまっているということはありませんか。
ニクセンはオランダ発の考え方
ニクセンはオランダ語で「何もしない」を意味する言葉です。
何もしないことがストレス解消に効果的だと言われています。
オランダはOECDの「ワーク・ライフ・バランス・ランキング」で2019年世界1位を獲得しています。
実際、オランダ人は仕事と休暇のメリハリがきっちりしていて、有給休暇と週末をくっつけて2~3週間の休暇を年2~3回とる人もいるそうです。
仕事のメールも休暇中はせず、「返信は休暇明けになります」という自動返信メールを設定している人もいます。
このニクセンが「ニューヨーク・タイムズ」に取り上げられてから欧米を中心に注目を集めています。
「何もしない」って何をすればいいの?
毎日忙しい日々に追われている人は「何もしない」って何をすればいいの?
ゴロゴロしていてもつい色んな事を考えてしまうんだけど。
と言う方もいらっしゃると思います。
そんな方のためにいくつかコツをご紹介します。
ニクセンはぼーっとすることが大切
ニクセンのポイントはとにかくぼーっとすること。
日向ぼっこしながらぼーっとしてもいいですし、ソファに座ってぼーっとしても良いのです。
カフェに行ってお茶を楽しみながらぼーっとしてもOK。
窓の外を見てぼーっとしてみる
まずは窓の外を見ながらぼーっとしてみましょう。
なんとなく景色を眺めていてもいいですし、空を見ていてもいいですよね。
ほんの短い時間でもOK!
ぼーっとする時間はほんの短い時間でも大丈夫。
仕事の合間や通勤中の電車の中などちょっとした隙間時間にあえて何もしないでぼーっとしてみましょう。
電車は車窓から流れる景色を見ることができるのでおすすめです。
難しかったら何かしながらでも大丈夫
何もしないことは現代人には、結構難しいことです。
ぼーっとすることに専念できなければ何かしながらでもニクセンはすることができます。
例えば音楽をかけてソファに横たわる、編み物をしてみる、塗り絵をする、散歩をする、このようなことをしながら集中するわけでななく、なんとなく手足を動かしている状態にしておけば良いのです。
ニクセンの効果
免疫力アップ
ぼーっとすることで脳内にセロトニンと言う神経伝達物質が分泌され、自律神経が整い、心が落ち着いてポジティブな気持ちになります。
自律神経が整うことで呼吸や心拍数が整い、血流が良くなり、身体や脳に酸素やエネルギーが行き渡ります。
身体が活性化され、免疫力アップにつながるのです。
ひらめきが生まれる
ニクセンの効果には「ひらめき」を生みやすくするという点でも注目が集められています。
ぼーっとしているときの脳は集中しているときよりも広範囲にわたって活動しているということが最近の脳科学で分かっています。
このときの脳の状態は「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれており、脳内で記憶と記憶を結び付けたり、除法を整理するのに役立っています。
時々ニクセンをすることで集中したときに効率よく情報処理ができたり、いいアイデアが生まれたりするのです。
時にはぼーっとすることも大切!ニクセンを上手に取り入れよう
ニクセンについてご紹介しました。
忙しい人ほどときどきぼーっとすることで頭が整理され、新しいアイデアにつながったりします。
スイッチをオフにすることは最初は難しいかもしれませんが、是非試してみてください。