松ぼっくりから芽を生やす⁉︎松笠盆栽に挑戦してみよう
松ぼっくりは松の実で、中に種が入っています。これを上手に育てると芽が出て、下が松ぼっくりのミニ盆栽ができちゃうんです。そこで、松笠盆栽の育て方や仕立て方のアイデアをご紹介します。
松笠盆栽(松ぼっくり盆栽)が可愛い
松ぼっくりは松の実ですので、種があります。
種はやがて芽を出して松の木になっていくのですが、これを小さな鉢で育てると松ぼっくりから松の芽が生えていて見た目がとてもかわいいのです。
これを松笠盆栽や松ぼっくり盆栽などと呼び、栽培に挑戦する方もいらっしゃいます。
松の木にはこのように松ぼっくりがなります。
このように松ぼっくりがなっているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
やがて、松ぼっくりは地面に落ちます。
地面に落ちて十分な水分があると松の芽が発芽します。
松ぼっくりの周りにある緑色の芽が松の芽です。
これが時間をかけて大きな松の木になっていきます。
松笠盆栽では松ぼっくりから芽を生やすようにして形を作っていきます。
松笠盆栽のつくり方
松笠盆栽には松ぼっくりが必要になりますので、松ぼっくりを拾ってきます。
松の木は海辺などに防砂林として良く植えられていたりしますので、近所の松の木が生えている場所を調べて拾ってきましょう。
松笠盆栽には松ぼっくりをそのまま土に植えて自然に芽を生やす方法と種を松ぼっくりから取り出して発芽しやすいように植える方法があります。
形にこだわりたかったり、そのまま松ぼっくりを植えても発芽しにくかったら種を取り出して発芽しやすいようにしましょう。
種を取り出し、水に浸して発芽しやすいようにします。
人によっては種を冷蔵庫に入れて冬越しのようにさせる人もいます。
松ぼっくりを半分くらい土に埋めて種を松ぼっくりの隙間に植えます。
そして、松ぼっくりの隙間に土を詰めて種を土で覆います。
この状態で、水を与えながら芽が出るのを待てばOKです。
松笠盆栽のデザインアイデア
松笠盆栽は小さな鉢に植えることでより盆栽らしさを演出することができます。できれば盆栽専用の鉢に植えてあげましょう。
1つの松ぼっくりから複数の芽が出て林のようになった松笠盆栽。
苔が全体を覆っているのが雰囲気が出ていますよね。
そのままだと葉が長いので芽切りをして整えてあげるといいですよ。
こちらの松笠盆栽は既に花が咲いています。
ここまで育てられると大成功ですね。
松笠の隙間から出た芽が自由に伸びています。
芽が長く、木になってきている動きを感じられる盆栽です。
松ぼっくりにこびりついた苔も味があっていいですね。
こちらは高く持った土に苔を貼り、松笠盆栽を植えたデザイン。
松ぼっくりから出た芽が綺麗に整えられ、和風の雰囲気をしっかりと出しています。
根元の苔の感じが重厚なイメージを出しており、盆栽の楽しさをうかがわせる鉢ですね。
手軽にできる松笠盆栽に挑戦してみては?
松ぼっくりを発芽させる松笠盆栽をご紹介しました。
近所の公園やお出かけ先で松ぼっくりを見つけたら拾ってきて松笠盆栽に挑戦してみてはいかがでしょうか。
可愛らしくて青々とした松の芽を観察するだけでも楽しいですし、インテリアの1つにもなりますよ。