これからの季節は特に気を付けたい!シミを防止する方法・スキンケアのポイント
初夏の季節はとくに気を付けたいシミ。
1つシミがあるだけで顔の印象を左右してしまうため、悩んでいる方も多いかと思います。
ここでは、シミ予防や改善に役立つスキンケアのポイントをご紹介します。
シミの種類
シミと一口に言ってもいくつかの種類に分類されます。
老人性色素斑
いわゆる普通のシミです。
紫外線や加齢が原因で、日光が当たりやすい頬や眉間、手の甲などにできやすいのが一般的ですが、ときには太ももやふくらはぎなど、あまり日光が当たらない場所にできることもあります。
30代以降に現れることが多く、通常はふくらみはありませんが、よく見ると少し膨らんでいるシミもあります。
そばかす
そばかすは幼少期から出現し、遺伝する傾向があると考えられています。
そばかすは顔であれば頬の上部から鼻にかけて5mm以下の大きさの小さなものが左右対称に現れます。
肝斑
30代以降の女性に多く見られるしみで、頬の上の部分に左右対称に現れることが多くあります。
はっきりとした原因は不明なものの、紫外線や刺激、ホルモン、ストレスなどで悪化する可能性があります。
シミができるメカニズム
紫外線を浴びるとメラニンが生成される
紫外線を浴びると皮膚内でメラノサイトに信号が送られ、メラニン色素が生成されます。
メラニンはケラチノサイトという表皮内の層にとどまり、紫外線から肌の細胞核を守ります。
通常は皮膚のターンオーバーによりメラニンは排出される
通常、皮膚はおよそ28日間のターンオーバーにより新しい皮膚に生まれ変わっていきます。
メラニン色素を含んだ古い表皮細胞は新しい表皮に押し上げられ、垢として剥がれ落ちていきます。
つまり、通常であればおよそ28日間で日焼けは消える仕組みです。
大量にメラニンが溜まるとシミになる
強い紫外線や長時間紫外線を浴びると、メラノサイトの数が増え、メラニンの生成が活発になります。
一方で、加齢やストレスなどにより肌のターンオーバーのサイクルが乱れると新陳代謝も鈍化してメラニンがなかなか外に排出されなくなってしまいます。
結果、肌の中に目らにがとどまり、シミとして残ってしまいます。
シミの原因
ストレス
ストレスでは活性酸素が発生しますが、この活性酸素が肌に炎症を起こすと、肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に生成されます。
また、ストレスが原因で血流が悪くなり、皮膚の温度が下がると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなり、シミの原因となります。
ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れるとメラニン色素が正常に体外に排出されにくくなり、肌の内部に残ってシミとなります。
ターンオーバーは加齢によりサイクルが長くなり、メラニン色素が蓄積されやすくなります。
また、ストレスや生活習慣の乱れもターンオーバーの乱れを引き起こし、結果的にシミにつながりやすくなります。
色素沈着
傷やニキビなどの炎症がきっかけでメラニン色素が排出されずにしみになる場合があります。
色素沈着に紫外線の刺激が加わるとシミが悪化する可能性があります。
ホルモンバランスの乱れ
エストロゲンという女性ホルモンのバランスが乱れると肌のターンオーバーの乱れにつながり、シミの原因になります。
特に肝斑はホルモンバランスが大きく影響しています。
紫外線
紫外線によりメラニン色素が過剰生成されると排出が追い付かずに細胞に溜まり、シミへと繋がります。
シミを予防する生活習慣
UVケアを徹底する
メラニンが生成される主な原因は紫外線です。
紫外線から肌を守るために、年間を通して日焼け止めクリームを塗り、日傘や帽子などで対策をしましょう。
シミ予防に効果がある栄養素を積極的に摂る
メラニン色素の生成を抑える効果のある栄養素を積極的に摂ることも大切です。
具体的にはビタミンA、C、E、L-システインを意識して取りましょう。
抗酸化作用により活性酸素の働きを抑制し、メラニン色素が黒くなるのを遅らせる効果があります。
鶏レバー、うなぎ、海苔などに多く含まれています。
メラニンの生成を抑える効果があります。
かんきつ類やキウイフルーツ、さつまいもなどに多く含まれます。
ビタミンCの働きを助ける効果があります。
アーモンド、ひまわり油、ドライトマトなどがおすすめです。
肌のターンオーバーや代謝を促進する効果があります。
赤身の肉、かつお節、レバーなどに多く含まれています。
生活習慣を見直す
シミ予防のためには肌のターンオーバーを乱さないことも大切です。
生活習慣の乱れはターンオーバーの乱れにつながります。
ストレスや睡眠不足、喫煙、偏った食生活はターンオーバーの乱れの原因となりますので、できるだけ規則正しい生活を送るようにしましょう。
肌への摩擦を減らす
メラニンは肌への刺激でも生成されます。
肌をゴシゴシこするとメラノサイトが活性化し、メラニン色素が多く生成されてしまいますので、過剰なマッサージは避け、洗顔は泡を転がすようにして摩擦がおきないようにしましょう。
紫外線対策は1年中必要